2008年10月31日

東京|多摩美大芸術祭

代表で同専攻3年、田中陽向子(ひなこ)さんは「一般のファッションショーとは異なり、主役は『布』。ほかでは見られない舞台です」と来場を呼びかけている。

日頃から染色や織物などについて研究している同専攻の学生たちが芸術祭でテキスタイルを紹介するショーに挑戦している。

ダンスで独特の世界観を表現する。糸と布に染色や作り出した。

手織りで一から制作した衣装も登場する。織物は展示による発表が一般的だが、その美しさをパフォーマンスで表現し、存在を伝えたいという。同専攻の学生たちは、昨年11月から話し合いを重ね、舞台の内容を検討してきた。

2008年10月30日

大学専門講座・国立で14大学が導入

キャリアアップに役立つ勉強をしたいという社会人を対象にした「履修証明プログラム」がスタートした。

人気も上々のようだ。

履修できるのは、社会人。

看護や技術を習得する。看護学部に想定を超える受講希望者が集まった。

応募者の中から、書類審査で23人が看護技術や知識を学び始めた。受講生はリハビリテーションに関する講習を受ける。同大によると、受講者は出産などで離職中の人や結婚を機に看護師を辞めた人がほとんどという。

計14日間というカリキュラムをつくった鹿児島大の林業生産専門技術者養成コースなどもあり、仕事を抱えた社会人でも、受講することができる。

2008年10月29日

山形|2009年に山形大学が教職大学院を新設

山形大は2009年度、より実践的な指導力を持つ教員の養成を目指した教職大学院を新設する。文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」が設置を認めた。設置は県内初。実践的な指導法や学校経営などを総合的に学び、学校内の中核を担うリーダー教員の養成を図るほか、小中高の現職教員の研修の場としても活用する。

「教育実践研究科」で、定員は20人。

学部卒と現職教員を対象とする「学習開発コース」と、現職教員のみ2コースを設置する。飯沢英昭・地域教育文化学部長は、「学級運営や地域との連携など、従来の大学院とは違う、実践的な指導力を身につける場にしたい」と話した。

2008年10月23日

埼玉|駿河台大学がラジオ番組制作

図書館などがメディアセンター1階のスタジオ。

ブースに座る1人が、マイクに向かってタイトルコールを決めると、ガラス窓越しに見ていた構成役が「オ
ッケーです」と声をかけた。

お昼の30分間、学食などで流れる。パーソナリティー、構成、録音機械を操作するミキサー、タイムキーパーなどの役割を学生が交代で分担する。

お好み焼き屋のメニュー、チョコバナナもんじゃ焼きを紹介したい。8月のオープンキャンパス、10月の学園祭では、外にスタジオを設け生放送を行う。

西武池袋線飯能駅、元加治駅などからスクールバスがある。

2008年10月22日

広島|工業高校と広島市立大が連携・情報通信技術の研究

情報通信技術の研究を行い、大学や企業の研究会で発表するなど成果を上げている。

東京大で先月19日に情報通信技術のシンポジウムで、自分たちで開発したマラソン大会の自動記録計測システムを発表した情報電子科3年の川浦貴文さんは充実した表情だった。インターネットを中心と情報通信技術の教育に取り組んでいる。

当初は大学生に仕組みを習いながらだったが、生徒らは技術を習得。

今年2月の校内マラソン大会に向け、無線タグを使ったタイムの自動計測システムに取り組み、ほぼ自力で開発した。二酸化炭素濃度の計測装置の結果は、市役所などに自動配信されて表示され、市民の意識啓発に役立っている。

2008年10月20日

法科大学院3校が新たに「不適合」

法科大学院の評価機関「日弁連法務研究財団」は私立3校を、教育内容が基準を満たさないとして「不適合」と認定した。うち、31校が評価を終え、不適合は8校に上る。定期試験で合格点に達しなかった学生を、全く同じ出題による再試験で救済していた点などが「厳格な成績評価とは言えない」と見なされた。

京産大と司法試験で出題される法律基本科目に偏ったカリキュラムが問題とされ、特に東海大は「自主演習」という法律基本科目の補習を行っていたことが、「考える能力の養成を放棄させるもので大変問題だ」と指摘された。

2008年10月17日

東京|大妻女子大生が高齢者に携帯電話講座

高齢者に携帯電話を使いこなしてもらおうと、学生2人が講師を務める連続講座「楽しく使おう、携帯電話」が、八王子市東町の市生涯学習センターで開かれている。ゼミに所属し、卒論制作の一環で講座を発案。

テキストは、学生2人が「ディスプレイの見方」「文字入力の仕方」など、高齢者にも見やすい大きな文字で手作りした。スライドで携帯電話の画面を映して説明したり、席を回って個別指導したりしている。今月6日に2回目は、携帯メールの基本操作などがテーマ。

参加者は、入力文字の切り替えや文字変換などに操作方法を習得した。この講座は全5回で、写真付きメールや保存方法についても学んでいく。

2008年10月16日

愛知|名古屋女子大・短大「紅茶研究部」

ティーカップに3種類の紅茶が注がれた。淡い湯気が立ち上り、香りが広がる。住宅街に学舎のラウンジ。

茶こしの振り方の強弱や、湯温による味や色合いの違い……。紅茶だけでなく、広く「茶」にも関心を持つ。9月上旬には、お茶の産地の一つ、三重県四日市市で恒例の茶摘みを体験した。

副部長を務める同学部2年の塚本あづささんは「茶会みたいでしょう?」。

喫茶店で多くの女性が紅茶を注文することに文学部の林和利教授が注目し、「学園生活の活性化につなげよう」と学生に呼びかけてできた。

2008年10月15日

高知|高知女子・整備計画

9月定例県議会は最終日の14日、県が提出した高知女子大の再整備を含む一般会計補正予算案を原案通り可決し、整備計画の実施が決まった。県は高知女子大池キャンパス(高知市池)を健康長寿県づくりの拠点、同大永国寺キャンパス(同市永国寺町)を社会貢献をする知の拠点に、高知工科大のある香美市土佐山田町を拠点として、本格的に整備する。うち、健康栄養学科を学部に昇格させて池キャンパスに移転。

看護(入学定員80人)、社会福祉(同70人)、健康栄養(同40人)の3学部を抱える主キャンパスとする。

同キャンパスに高知短大は10年度時点では存続される。

2008年10月14日

愛知|関西、関西学院、同志社、立命館の大学学長フォーラム

関西、関西学院、同志社、立命館の「関西4大学学長フォーラム」は、学長や卒業生から生の情報が聞けるとあって、高校生や保護者ら約300人が最後まで熱心に耳を傾けた。(同志社大出身)とともに魅力などを紹介するトークセッションでは、「就職時の支援が充実し、学生街として立地も抜群」(関西)、「4年間で二つの学部を卒業できる制度があり、幅広い勉強ができる」(関西学院)、「京都は世界中から人が集まる場所。学生の街で過ごしやすい」(同志社)、「課外活動に協力的で、様々な学部の友人ができた」(立命館)などとPRした。

会場内にはブースが高校生らが列をつくっていた。

2008年10月10日

東京|東京工科大とりそな銀行が児童や金融教育の絵本作成

東京工科大(八王子市)メディア学部と、りそな銀行多摩地域(国立市)が協力して、児童や金融教育の絵本を作った。2006年に産学連携の協定を結び、金融教育の教材の開発などに取り組んでいる。題名は「スイートちゃんとマネーくん おかねのたび」(B5変型判、33ページ)。

スイートちゃんが、母親から小遣いをもらうことから物語は始まる。お金が小遣いとしてスイートちゃんのところに来たかを説明していく。

シナリオはりそな、イラストは工科大学院生2人が担当した。

今回は、小学校高学年を対象に、インターネット上に掲載されている教材「スイートのケーキ屋さん」に続く第2弾。

2008年10月09日

愛知|愛知大学と名古屋国際センターが連携・協力協定

名古屋国際センター(名古屋市中村区)と愛知大学(本部・豊橋市)が名古屋市の国際化推進のための連携・協力協定を結ぶことになり、同市東区の同大車道校舎で調印式が開かれた。同大が2012年に名古屋駅南の「ささしまライブ24地区」に名古屋校舎を開設することにあわせ、両者による連携・協力協議会を年内にも設置し、名古屋の国際化推進に向けて協力する。

蓄積を同センターで活用したり、同センターが実施している日本語教室などの国際協力事業に学生が参加したりする。

留学生の就職支援などについても共同で取り組むという。

2008年10月08日

成績表を父母らに送る大学が増加

「学資を出す人への説明責任がある」などが主な理由だが、大学内部には「学生を子ども扱いしていいのか」との懐疑的な意見もある。

今春、全学部生の成績表を送付することを決めた脇田稔副学長はそう話す。

欠席や留年を経て心身に不調をきたす学生もいることから、履修状況や成績を父母らに伝え、危機意識の共有を図るのだという。

埼玉大と滋賀大も昨年度から全学部で始めた。

「自学自習」をモットーに学生の自立を重んじる学風だけに、教授からは声も上がったという。

法政大の担当者は「以前は、卒業式に参列したらわが子が見当たらず、親が初めて留年を知るなんて
こともあった。成績通知後はそんなことはない」と笑う。

2008年10月07日

京都|京都大学のキャンパスに「保育室」

女性が働きやすい環境を整えようと、大学側も様々な取り組みを進めている。9月18日午後、京都大学(京都市左京区)のキャンパスの一角にある「保育室」で、女性2人が赤ちゃん3人の世話をしていた。

赤ちゃんは昼寝をおやつを食べたり。

1階にあり、この日は3カ月と5カ月、1歳の赤ちゃんが利用していた。

女性研究者の少なさに危機感を持った京大が、センターを設置したのは06年9月。

「相談・助言」「交流・啓発・広報」など4本柱の事業の中でも保育面の支援の充実ぶりが目立つ。昨年2月にできた病児保育室は、多い月には平均で日に3人を超える利用がある。

職階が上がるにつれて割合は少なくなる。

2008年10月06日

兵庫|甲南女子大と甲南大が単位互換の協定

甲南大(神戸市東灘区)と甲南女子大(同)は学生が授業を相互に履修できる単位互換の協定を結んだ。来年4月から始め、前後期で延べ60人が対象となる。甲南学生はスペイン語やポルトガル語、インドネシア語など外国語を中心に22科目を新たに履修できる。

甲南女子大の学生は、法学や経済、経営など社会科学系の30科目で単位を取得できるようになるという。

2008年10月03日

千葉|千葉科学大学キャンパス内で消防隊

濃紺の訓練服姿の隊員たちの動きに無駄はない。千葉県銚子市のキャンパス内で開かれた放水披露。作業の一つひとつに見学者から拍手が起きた。防災への取り組みの真剣さはサークルの域を超えている。

整備に余念のない2台の消防車は、3年前に銚子市から無償貸与された。

ポンプ操法大会にも技術を磨いてきた。活動が認められ、市消防団との間で昨年、地域防災の覚書が結ばれた。市消防団の前団長を務めた室井房治監督は「現場で実際に役立ち、リーダーシップを取れる訓練を積んでいる」とお墨付きを与える。

地元消防団に入団している隊員も6人いる。

2008年10月01日

「非実学」なのか…文学・歴史学・物理学・天文学

「学問」と言っても、最近、つらい立場の学問もある。文学、歴史学、物理学、天文学などなど。こうした学問を愛してやまない研究者はいる。

山形大学理学部の玉手英利教授は言う。

理学部は、他に数学や物理学など生活に直接結びつきにくい学問が多い。

山形大学のホームページに、6学部の受託研究の件数が出ている。

受託研究とは、国や企業から研究費をもらい、研究をすること。つまり、国や企業にとって「役に立つ」研究だ。

理学部は、横ばい傾向だ。

研究は、多くの研究者が様々な生き物について同じように研究を重ねると、地域全体の生き物の多様性が見えてくる。