2008年06月26日

東京|早稲田大学が日本人学生の海外への派遣を8000人

様々な人種の学生がすぐに目に付き、日本人学生と留学生が英語で会話する光景が見られる――。
その中で「留学生の受け入れと、日本人学生の海外への派遣を、それぞれ5年以内をめどに、8000人に増やす」という目標を掲げた。早大の狙いは明快だ。

今月には上海オフィスを新設、今年中にソウル、台北でも開設し、10か所体制にする。バンコク、米オレゴン州、北京、シンガポール、独ボン、パリに拠点を持つ。

現在東京・中野の警察大学校跡地に大型寮を建設中だ。

サッカーに寮生を誘ったり、七夕イベントを企画したりしている。

様々な施策を取っても、8000人という数字は大きい。

2008年06月25日

石川|金沢大の医学部生市民に講習会を

医学部生たちが、自動体外式除細動器(AED)の使い方など、救命措置を教える講習会を市民を対象に開いている。結成は06年。

前代表で卒業生の田中良男さんによると、心肺停止で病院に運ばれている患者を実習で見るなどし、「病院に来る前の措置が大切。救命法を広めたい」と思ったことから結成した。AEDが世間に広まって時期。これまで金沢市内の公民館や保育所など十数カ所で週末を中心に講習会を開いてきた。

講習会には教授らも参加する。実習に使う人形やAEDは学生が持参する。受講生には修了証を渡している。

2008年06月24日

山梨|山梨大と早稲田大が研究推進

国公私立大学間の連携を推進する文部科学省の新事業「戦略的大学連携支援事業」にも申請した。

山梨大の医学と、早稲田理工学を融合し、「脳神経科学」「精神発達学」「感染免疫学」の3分野の研究を推進するほか、国際的研究者を養成する。

早稲田大は理工学分野で協力などを受け、海外大学からの講師派遣なども行う。設置を目指し、10年度までに、院生の単位互換制度や設備の共同利用、教員の共同研修、遠隔講義システムの運用などを実施する計画だ。

国からの支援を受けられる。山梨大の貫井英明学長は「優れた人材を育て、医療や研究の向上につなげたい」と話している。

2008年06月23日

愛媛|愛媛大農学部のオープンキャンパス

オープンキャンパスと学生祭が松山市の同大樽味キャンパスで開かれた。訪れた高校生ら約700人は、農学に関する実験やずらりと並んだ模擬店で買い物をし、一足早い「大学生活」を味わっていた。応用生命化学コースの実験コーナーでは、水酸化ナトリウムの水溶液と試薬入りの硫酸を混ぜて蛍光物質を作る実験をした。

試験管の試薬が鮮やかな黄緑色に変わるのを見て歓声をいた。展示では、有機栽培のレモンも展示され、高校生らは説明に耳を傾けていた。山本真由美さんは「各コースごとの説明を聞いて、大学生活が楽しそうに感じられた」と目を輝かせていた。

2008年06月20日

学術雑誌の価格が高騰・大学が購入を取りやめる

学術雑誌の価格が高騰して、大学が購入を取りやめる事態も起きている。

総合科学技術会議で、金沢一郎・日本学術会議会長は福田首相に窮状を訴えた。図書館は雑誌を扱う出版社シュプリンガーとの購読契約を打ち切った。

学術雑誌が読めなくなれば、その基盤が損なわれかねない。丸本卓哉学長は「買いたくても買えない。研究の根幹にかかわる」と危機感を募らせる。

購入費用は膨らみ、2004年度に日本の大学の外国雑誌購入の費用は334億円に上った。

5月に東京大で、大学と出版社の双方が出席して開かれた学術雑誌のシンポジウムでは、国の予算増を求める声が相次いだが、解決は容易ではそうだ。

2008年06月19日

愛媛|若手育成によって准教授の数を増やす

機関「上級研究員センター」を10月に新設する、と発表した。人数が教授の人数より少ない“逆ピラミッド形”の組織になっているといい、若手育成によって数を増やし、こうした状況を解消していく。

今年度は、沿岸環境科学、地球深部ダイナミクス、無細胞生命科学工学の各研究センターから2人ずつ計6人を対象とする。5年間在籍した後、審査を通過すれば准教授に登用するという。

小松正幸学長は「従来のように定年で空いた教授ポストを、(学外などから招いた)教授で埋めず、若手研究者を起用して活力ある組織にしたい」としている。

2008年06月17日

神奈川|横浜市大に特別入学枠を設けることを発表

横浜市大と横浜市教育委員会は十六日、二〇〇九年四月に開校する横浜サイエンスフロンティア高校(鶴見区小野町)の第一期生から市大国際総合科学部に進学できる特別入学枠を設けることを発表した。同校で市大進学を志望する生徒を校内から募集し、学習成績や英語力などにより四十人を選考。
市教委は概要を発表した。

二年次に「日本史A」を必修とすることも正式表明した。「日本史A」を必修化することについて田村幸久教育長は「前向きに検討したい」と意欲を示した。

民主党ヨコハマ会の小幡正雄氏(金沢区)の質問に答えた。

2008年06月16日

愛知|愛知教育大学・教職大学院が目指す人材養成

教職大学院の意義や課題を見つめようと、「教職大学院が目指す人材養成」をテーマとしたシンポジウムが刈谷市井ヶ谷町の同大学で開かれた。非行、学級崩壊など、様々な課題が山積する学校現場。

どんな教師像が求められているかを探り、今後の大学院教育に生かすのが狙いで、折出健二副学長ら5人がパネリストとなり、意見発表した。

山口和生さんは「現場は忙しく、理論を学ばねばと思いながらも、1人だと行き詰まってしまうが、大学院ではフレッシュな視点で学び直すことができる。若手の指導にも生かしていきたい」と語った。

2008年06月13日

兵庫|関西国際大の中退生徒が減った

大学の勉学は自発的にするもの。そんな中、米国発の「初年次教育」が日本でも広がり、「やる気学生」への改造作戦が進み始めた。この教育で知られる関西国際大(兵庫県三木市)で実践を見た。

 「今から3分あげます。ワークシートの文章をざっと読み、内容を頭に入れて」

教育学部の田上由雄准教授が1年生の約30人に呼びかけた。

学生の目の前にはB4判のシートが配られている。

「何が書いてあった?」「そう、赤ちゃんの発声についてやね」「斜めに読めた? これを下読みと言います」

田上さんは学生たちの間に分け入り、話しかけていく。

2008年06月09日

兵庫|神戸大医学部の奨学金制度拡大

奨学金制度に応募がなかったため、県は全学生に拡大することを決めた。県医務課は「対象を広げることで、地域医療に就きたいと思う医学生を取り込みたい」としている。

医療機関で貸与期間の1・5倍の間勤務すれば、奨学金の返還が免除される条件だが、応募がなかった。

結論に達し、今年度からは、申し込めるようにした。同大学医学部は、制度拡充について「地域医療にかかわりたいと思う5、6年生の選択の幅が広がった」と好意的だが、「医師不足に悩む他県も充実した奨学金制度を設けており、学生の選択肢は少なくない。必ずしも応募増にはつながらないかもしれない」との見方を示している。

2008年06月06日

秋田|研究経験が生徒に刺激・博士教員が育成

横手清陵学院(横手市)の高校2年の総合学習。

鉄と磁石の歴史の議論では、雷などで自然磁石が誕生する仕組みから、希土類元素を使った最新の強力磁石にまで話は大きく広がった。

博士号を取得しても希望する定職に就けない「博士余り」が深刻化する中、全国から57人が応募した。

須田さんは、秋田県立大の助教から「中、高校生の教育に経験を生かしたい」と応募。

台湾大で博士研究員だった瀬々将吏(ぜぜしょうじ)さんとともに、工学教育に力を入れる横手清陵学院に赴任した。

発光ダイオードを使った野菜作りで、実験の進め方を助言する。

2008年06月04日

東京|世界で10位相当・最速スパコン

東京大学は国内最速のスーパーコンピューター「T2Kオープンスパコン」の運用を始めたと発表した。京都大、筑波大と共同開発した。

毎秒140兆回の計算能力を持ち、世界ランキングで10位相当の実力。遺伝子情報の大量分析や複雑な化学反応の模擬計算などを速く処理できるという。東大のスパコンは中央演算処理装置(CPU)を約使い、これまで国内最高だった東工大のTSUBAME(世界16位)の性能を上回った。

設計にあたっては、公開され広く使われている仕様を採用し、一般の研究者が利用しやすくした。

2008年06月03日

東京|博士課程の院生に最高240万円を支給

慶応大は大学院医学研究科博士課程の院生に最高240万円を支給する奨学制度を新設すると発表した。「大学院離れ」が指摘されるなかで、優秀な学生に大学院に進学してもらうのがねらいで、文部科学省によると、このような制度はきわめて珍しいという。同課程は68人。

奨学金は最高年60万円で、2年生は全員に支給。学費(入学金を除く)はその半分強にあたる。大学院をめぐっては、臨床研修の必修化によって間に傾向が強まり、大学院への進学意欲が下がっているとされ、病因の解明や治療法の開発につながる医学研究の弱体化が心配されている。