2008年03月27日

法科大学院の評価

法科大学院の評価機関「日弁連法務研究財団」は26日、大学院7校の評価結果を公表し、このうち愛知大(名古屋市)を「不適合」と判断した。

法科大学院74校のうち、これまでに評価結果が出ているが、水準を満たさない不適合認定は初めてで、文部科学省は愛知大に報告を求めたうえで、改善を指導する方針。評価報告書によると、必修の4科目の授業で、試験形式での答案作成と講評を毎回繰り返しており、その大部分が新司法試験に類似した出題形式だった。

同財団はこの日、西南学院、福岡、独協、明治学院、創価、立命館の6校については「適合」と認定した。

2008年03月25日

宇都宮共和大が評価基準に不適合

文部科学省が認証した大学評価の第三者機関「大学基準協会」は評価で、宇都宮共和大が評価基準に不適合だったと発表した。大学の質確保のため04年度から始まった第三者評価制度で、不適合の判定は初めて。

同協会は今年度、公私立54大学と04年度に判定を保留に私立2大学の評価を行った。

うち、大幅な定員割れがみられた九州国際大、園田学園女子大、長崎外国語大と、併設の専修学校と授業を合同で行って判定を保留した。

別の第三者機関である「日本高等教育評価機構」も、適切に会計処理が行われていないなどとして判定を保留した。

2008年03月24日

早稲田大学に付属中が誕生

早稲田大は東京都練馬区の同大高等学院内に付属中学校を新設すると発表した。2010年4月の開学を目指す。同大学には早稲田実業中と早稲田中の系列の2中学校があるが、経営する学校法人が異なっており、同大学として中学校を経営するのは初めて。

男子校で名称は未定。定員は1学年120人を予定し、同大学に全員が進学できるという。少子化の中、早い段階から良い子どもを確保するのが狙いとみられる。

同大学は「高校入試や大学入試にとらわれず、広い視野や柔軟な思考力を持った人材を育成したい」としている。

2008年03月19日

学生仕送り:首都圏私大、過去最低水準 月平均9万5900円--教組連合調べ

首都圏の私立大・短大に昨年入学し、自宅外から通う学生の仕送り額(6月平均)が9万5900円と過去最低水準だったことが東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。奨学金の受給を希望する家庭の割合も過去最高に達し、各家庭が苦しい経済事情にあえぐ姿が浮かび上がった。

今回は17大学・短大に通う子供を抱える4278家庭から回答を得た。仕送り額は12万4900円をピークに減少傾向が続き、昨年度(9万9200円)初めて10万円を割ったが、下回った。

仕送りから家賃を引いた月当たりの生活費も3万6700円と過去最低。

2008年03月17日

武蔵工業大「東京都市大」に改称へ

学校法人五島育英会は14日、経営する武蔵工業大学(世田谷区)と東横学園女子短期大学(同)を統合する09年4月に、傘下の幼稚園から大学までの8校すべてに「東京都市大学」の名称を付ける、と発表した。

統合後の武蔵工大を東京都市大に変えるほか、東横学園中学・高校(同)を東京都市大学等々力中学・高校、長野県塩尻市にある武蔵工業大学第二高校を東京都市大学塩尻高校などと変える。

2008年03月14日

医学部長、院生から博士号の謝礼授受 横浜市立大

横浜市立大学医学部(横浜市金沢区)の嶋田紘医学部長が、医学博士の学位を取得した大学院生らの医局員から謝礼として現金を受け取って疑いがことが関係者の話でわかった。

医学部長が教授を務める同大大学院医学研究科の消化器病態外科学(旧第二外科)では、大学院生ら医局員が博士号を取った直後に教授室を訪れ、医学部長に対し、菓子折りに添えて謝礼の金を手渡しするのが慣例だったとされる。市大はコンプライアンス推進委員会が調査を開始。

主査1人、副査2人が審査し、自分が指導した医局員の審査には加わらない。投票で、学位を授与するかどうかが決まるという。

2008年03月13日

東海大で「ジャーナリズム実践教育コース」を開講

東海大学と教育研究で連携した読売新聞東京本社は来月から、「ジャーナリズム実践教育コース」を東海大・湘南キャンパス(神奈川県平塚市)を中心に開講する。

秋には山口教授の「ジャーナリズム入門2」のほか、調査研究本部の主任研究員が教える運動部記者が教える9科目を開講する。

特派員や国際部長も山口教授は「アメリカのジャーナリズムスクールのような現場と直結したコースを目指したい。ネットやブログの発達で媒体は広がっているが、何よりも真実を取材し伝えるというジャーナリズムの基本を教えたい」と話している。

2008年03月11日

高知工科大生に高知市の鋳造会社が奨学金(高知)

高知工科大生を対象に奨学金制度を新年度から始める。冨永社長が、苦学して工業学校を卒業し、父親とあげた自身の経験から思い立った。同大学では奨学金制度は初めてで、坂本明雄・教育本部長は「地域に根ざした大学を目指す大学として、大変感謝している。学生にとって大きな励みになる」と期待している。

その後、創業した会社は順調に業績を伸ばしてきたが、「不況にあえぐ高知を救ってくれるような、技術もあり、経営もできる人材を育てたい」との思いが募った。

筒井康賢副学長に奨学金制度創設を申し入れ、大学側も快諾した。奨学金は毎年2人に、返還義務なしで月5万円を支給する。

2008年03月05日

大学講義 ネットで公開…情報の質向上、特色PR狙う

大学の講義をインターネットで活動が広がっている。公開しているのは、講義の簡単な概要や教員が配る資料、講義風景のビデオなど。

取り組みの火付け役は、米マサチューセッツ工科大(MIT)。

2001年に構想を発表、昨年までに1800コースの講義を公開した。アクセスがあり、米国外からだ。

加盟校は17大学に増え、公開された講義は700コースを超える。

キーワードで東大とMITの講義の関連素材を集める検索システムや、音声ファイルをボタン一つでダウンロードする仕組みがある。

英語での情報発信が増える中、京大は日本語にこだわる。

2008年03月04日

まるでSF 録画・検索できるゴーグル開発 東大講師ら

忘れたものを、簡単に見つけられます――。「魔法のゴーグル」を、東京原田達也講師と中山英樹さんらが開発した。ゴーグルの視野に入った画像が記録され、探したいものを名前で画像検索できる。ゴーグルには名前を瞬時に認識する。

文房具や鉢植えなど名前を事前に覚えさせ、品々をゴーグルで見る実験をすると、「CD」「ハンマー」などの正しい名前がゴーグルの右目部分に小型スクリーンに映し出された。

小型パソコンに単語を入力すると、録画された画像の中から該当する品物の画像を再生してくれる。
リモコンや置き場所を忘れても、前に見た場所がわかるから、慌てずにすむかもしれない。

2008年03月03日

京大、東大、慶応大、理研がiPS細胞研究推進拠点に

体細胞から作った万能細胞(iPS細胞)の研究推進のため、文部科学省は慶応大、理化学研究所を拠点研究機関に選んだと発表した。国の再生医療実現化プロジェクトの一環で、新年度に京大に他の3拠点に計数億円を助成する見通しだ。

患者の体細胞から作ったiPS細胞の遺伝子を修復し、患者に戻す遺伝子治療の開発なども目指す。慶応大は、脊髄(せきずい)損傷治療などの中枢神経系を中心に、実現に向けた研究を進める。

タイプのiPS細胞を作り、将来の細胞バンク化にも備える。理化学研究所は、効率的な基盤研究を中心に、網膜細胞移植などの臨床応用可能な確立などに力を入れる計画だ。