2007年10月31日

熊本大、ネット授業続々 何度でも受けられる小テスト

熊本大はeラーニングの方法を考える「eラーニング推進機構」を発足させた。昨年は、eラーニングを使ってeラーニング専門家を養成する「大学院教授システム学専攻」を設けて先進的だという。

熊本大では、1年生全員が、必修科目「情報基礎」でeラーニングを経験する。

eラーニングについて研究する独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)の清水康敬理事長は「米国では大学の92%がインターネットで13万もの授業を配信し、世界中から学生を獲得している。東南アジアなどに向けた世界戦略で日本が出遅れてはいけない」と指摘する。

2007年10月30日

東大の博士院生の大半、授業料ゼロに 「頭脳」獲得狙い

獲得競争の中で優秀な学生を獲得するため、思い切った「投資」に踏み切る。

うち、日本学術振興会などから経済的支援を受けているのが約2100人、休学者が800人。

程度選抜するか、成績不良者を除くほぼ全員とするか検討中だ。拡充や、教育補助者(TA)や研究補助者(RA)にして月4万~5万円の給与を払う案などが出ている。

平尾副学長は「現状のままでは、海外の大学院との頭脳獲得競争に負けてしまう」と話す。財源は節減などで工面する。

「東大だからできることで、一極集中に拍車がかかる」という出ている。

2007年10月26日

内山紙の復興へ「匠大学」 飯山市と文化学園

飯山市と学校法人文化学園(東京都)は24日、生産振興を和紙製作体験を後継者を育てる「いいやま匠(たくみ)大学」を設けた。担い手不足が復興を観光誘客と図る試み。

飯山市内では、一般観光客らに和紙作りの基礎を1-6日間で体験してもらうほか、起業に向けて技術を習得したい人向けには、工場で1年程度住み込めるコースがある。同学園は、デザイン系学科が文化
女子大の学生らが、和紙の新たな活用法について研究を深める。

市内2施設でこの日開いた市や文化学園の関係者ら約20人が出席。

出席者たちは、紙すき工程を見学し、地域活性化に期待していた。

2007年10月25日

私大医学部、納付金値下げ続々 国立大の定員増視野に

私立大医学部が来春入学者の入学金や授業料などの納付金を値下げする。来春には国立大医学部が定員を増やすことが決まっており、優秀な学生を獲得しようと私立と国立の競争は激しさを増している。昭和大医学部(品川区)は来春から、6年間合計の納付額を今より400万円安い2650万円とする。

大幅な値下げに踏み切るのが順天堂大(文京区)だ。

私大が医学部生1人を経費が容易には値下げに踏み切れないという。動きについて、代々木ゼミナールの坂口幸世本部長は、医師不足対策として来春、地方国立大医学部の定員が8校で増えることの影響を指摘。

2007年10月24日

名古屋大大学院で最高齢76歳博士誕生(愛知)

博士号を取得したのは、天理教海外布教伝道部パリ出張所長や、森井敏晴さん。

68歳で一線を退いたものの、「勉強したい」との探求心が衰えず、2000年に名大ホームページで比較人文学研究室が設置されることを知った。森井さんは名古屋市千種区不老町の名大に2回通学。

論文では、カトリックと天理教を比較し、海外における伝導方法の歴史などについて論じた。

森井さんは「これからは高齢者が増え続ける。のんびり過ごすのもいいが、それぞれの経験を後世に残すことも必要ではないか」と話している。

森井さんは博士論文を補強するための研究を続けており、研究成果を計画だという。

2007年10月23日

新入生に「日本語の文章講座」、論理的思考力を育成…早大

“日本語力”を引き上げようと、早稲田大学(東京都新宿区)では、来年度から、新入生を対象にした「日本語の文章講座」を行う方針を決めた。理路整然と話したり、書いたりすることが学生が増えているためで、日本語で論理的に表現する力を身につけさせるのが目的。

ほぼ少人数の英語教育を行っているが、講師陣からは「まずは、日本語でしっかり議論できる力がないとダメ」といった意見も出ていたという。

添削指導を丁寧に行うことで、日本語で考え、表現する力を向上させることを決めた。
提出と添削はインターネットを通じて行うことが検討されている。

2007年10月18日

早稲田大、留学生8千人受け入れへ 5年以内に

白井克彦総長は17日、5年以内をめどに8000人の外国人留学生を受け入れるとともに、早大からも8000人を海外の教育機関に留学生として派遣する方針を明らかにした。

白井総長は「まず学生寮の拡充が必要」とし、現在、日本人も含めて約1000人の収容能力となっている寮を5000人規模とし、「外国人と日本人が交流する全人教育をめざしたい」とした。

海外で学位を取り、英語の堪能な日本人教員も活用する。白井総長は「8000人を出す方が難しいだろう」としながらも、サマースクールに派遣することも含め、「できるだけ多くの学生が在学中に一度は海外で勉強できるようにしたい」と語った。

2007年10月17日

佐藤可士和デザイン 明治学院大グッズ人気

アートディレクターの佐藤可士和さんが「ボランティアファンド支援グッズ」が、サイトで販売され、人気を博している。ボールペンや売れっ子デザイナーが手掛けたグッズの通販は、学外からも注目されている。グッズには、頭文字を組み合わせた「MG」のロゴが、さりげなく配置されている。

ビニールバッグ(550円~600円)は、うち4色を意見を採り入れ商品化した。学外から評判なのが、横浜市の菓子店と協力してつくった「かをりサブレ」。

スクールカラーを黄色にし、学生証、文具、ゴミ箱、学内のカフェまで、統一感を持たせた。
通販開始から半月で、学外からの注文は10万円に達した。

2007年10月16日

サイバー大:図書館代わり、学生向けにブリタニカのオンライン版提供

インターネットだけで講義をするサイバー大学(福岡市、吉村作治学長)は今月から、ブリタニカ百科事典オンライン版の提供を教職員と学生向けに始めた。オンラインで百科事典を自由に使えるようにして、利便性を高めたいと提供を決めた。講義もテストもインターネットを介して行うeラーニングのみの大学で、今春開校した。

ブリタニカ百科事典オンライン版は、ブリタニカ国際大百科事典、ブリタニカ国際年鑑をデータベース化したサービスで90年代後半からアメリカで提供されている。
サイバー大では、自由に使える。

2007年10月15日

文系・理系、選択は入学後 ICU、来年度から新制度

国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)が来年度から、新入生全員を特定の学科などに所属させず、終わりに所属を決める新制度を導入する。

人文科学、理学、語学など六つの学科があり、各学科に定員がある。新制度では学科を廃止して文学、経済学、法学、物理学、心理学、言語学など専修分野に再編する。

所属を決めず、様々な分野の基礎科目を学んだ後、専修分野を決める。認められていたが、様々な条
件があり、それほど簡単ではなかったという。

ICUの日比谷潤子・教学改革本部長は「入学後に試行錯誤でき、ある分野が自分に合わない場合も簡単に分野を変えられる。より幅広い分野を学ぶことも可能になる」と話している。

2007年10月11日

京都大学教授・田中耕治さんに聞く…「測りたい学力」常に意識

田中さんが、自治体で実施しているテスト問題を分析したところ、測りたい学力の内容が教育内容に比べてレベルが低すぎたり、といったテストが目立った。

学力を多面的に測るために、学習中の自己評価や作品などを目に見える形で蓄積する「ポートフォリオ」評価や、学んだことを表現作品として発表する様々な研究や普及に力を注ぐ。

米の研究者は、算数や授業研究を視察した報告書で、実践から自分たちで理論を導き出す教師の能力を高く評価している。

真正の評価(authentic assessment) 従来のテストに頼る評価法への批判から、1980年代に米国で登場した考え方。

2007年10月10日

auの無料広告メルマガ「EZホットインフォ」がパケット通信料を過剰請求

沖縄セルラー電話は、無料広告メルマガサービス「EZホットインフォ」において、2006年9月15日から2007年4月30日の間、パケット通信料をことを発表した。該当者には、請求金額から過剰請求分を差し引くことによって、過剰分を返還する。今回対象となるのは100万1870件で、総額は5008万442円になる。
原因は、パケット通信料を無料にするための登録作業にミスがあったためだという。
問い合わせ先はauお客様センターで、au電話から局番なしの157、一般電話からは0077-7-111にかけることでつながる。

北九州市立大:手取り足取り、何でも相談窓口 心身の悩みから就職まで

北九州市立大は同市小倉南区の北方キャンパスに相談窓口と保健室の機能を合わせた「学生プラザ」を開設した。勉学から生活面や心身の悩み、就職まで一貫して支援する施設は、全国的にも珍しいという。志願者と入学者が同数になる「大学全入時代」を控えた「生き残り策」の側面もある。学生プラザは、500平方メートルを改装。

カウンセリング室、キャリアセンター、学生が自主活動に使えるプロジェクト室、保健室からなる。同大によると、入学後に目標を失ったり環境に慣れず不登校や引きこもり状態となり、休退学に追い込まれる学生が一部で見られる。

2007年10月09日

和歌山市とMSが小学校にタブレットPC1300台導入、基礎学力向上目指す

和歌山市とマイクロソフトは10月5日、学校の情報化に向けた連携事業に合意した。タブレットPCを導入し、基礎学力向上に関する共同研究に取り組む。小学校に納品されたタブレットPCは富士通の「LIFEBOOK」。
ペンで画面に文字を書き込むと、筆順や画の交差位置などが判定される。学習履歴および進捗状況をグラフで確かめられる。左利きの児童に考慮して、漢字を書き込む欄が左端に表示される専用のインターフェースも用意されている。
筆順に沿って漢字が書かれる様子が画面上で再生されるなど、学習帳にはPCならではの機能を多く備える。

2007年10月05日

朝日新聞がダブル受賞 早稲田ジャーナリズム大賞

早稲田大学は受賞作を発表した。公共奉仕部門では、朝日新聞特別報道チームの「偽装請負 追及キャンペーン」、草の根民主主義部門では、「鹿児島県警による03年県議選公職選挙法違反『でっちあげ事件』をめぐるスクープと一連のキャンペーン」がそれぞれ大賞に選ばれた。この賞は今年で7回目で、1社が複数の賞を受けたのは初めて。

このほか、文化貢献部門の大賞はRKB毎日放送報道部の「ふるさとの海~水崎秀子にとっての祖国にっぽん」が、奨励賞は毎日放送の検証「同和行政」報道と連載「お産SOS―東北の現場から」が受賞した。

2007年10月04日

グーグルと慶大図書館の連携

デジタル化には及び腰で、グーグルとの提携は魅力的だが、文化財の囲い込みにつながりかねないという警戒感も根強い。

図書館側が無償で蔵書をグーグルに貸し出して、グーグルが本をスキャン、デジタル画像として保存・公開する。

アジアで提携した慶応大の場合も同様で、グーグルは、同大が所蔵する著作権の保護期間(著者の没後50年)が終了した蔵書12万冊を読み取り、デジタルデータ化して、自由に検索できるようにする計画だ。

古文書や貴重本のデジタル化を推し進めることには、文化の囲い込みになりかねないというある。