2006年11月30日

京大大学院、廃校に“学びの共同体”

村内に限ることなく、都市部など交流も積極的に行う方針で、8月に開かれたセミナーには、京大関係者やほか、韓国・梨花女子大学の教員や学生も参加。

農業体験では、畑で、農家から指導を受けながら、地域の子供たちが中心とブロッコリー、キャベツなどの種まきから収穫までを行った。

同研究科の博士後期課程在学中の安川由貴子さんは「机の上で学ぶ理論ももちろん大切ですが、地域の人たちの中に入って一緒に行う活動は、ライブ感覚があって、とてもやりがいがあります」と、充実感を口にする。

創刊号では、茶畑が広がる地域の写真を表紙に、発足の経緯を詳述。

2006年11月29日

東工大ユニークAO入試

難問ぞろいで、受験生は本当の「考える力」を要求されたようだ。

試験は、午前が「微積分」と「関数」、午後は「証明」と「確率」の2問ずつが出された。

時間は長丁場だった。

同大理学部数学科の井上淳教授は、入試を「解法を丸暗記して素早く解く、という暗記力と反射神経に頼った受験数学の現状に対するアンチテーゼだ」と位置づける。

答えの見通しを得るには、監視員の位置を図示してみることが有効だという。

理学部の中沢清部長は「地方高出身者に独創的な発想の学生が何人もいた。従来の後期日程より、ユニークな学生が期待できる」とみている。

2006年11月28日

<大学設置審>初のネットで全授業など11大学、2短大答申

大学設置・学校法人審議会(会長・永田真三郎関西大教授)は27日、全国でインターネットだけで授業を行うサイバー大(福岡市)など11大学、2短大の新設(07年度開設予定)などを認めるよう伊吹文明文部科学相に答申した。サイバー大はソフトバンク関連の株式会社「日本サイバー教育研究所」が設置するが、本人確認のチェック体制の明確化など留意事項がつけられた。

留意事項では求められている。

新潟リハビリテーション大学院大が審査継続になったほか、裏千家学園大学院大、関西科学大が申請を取り下げた。

2006年11月27日

関西科学大の推薦内定者、25大学が受け入れ表明

学校法人奈良学園(伊瀬哲也理事長)が来春の開学を予定していた関西科学大学(仮称、奈良市)の設置認可申請を取り下げた問題で、同大学への指定校推薦が内定していた高校3年生261人について、受け入れ先の私立大を探していた同学園は、すでに25の大学が受け入れの意思を示していると明らかにした。奈良学園は、奈良市や大阪市などで保護者を対象に説明会を開き、「他大学へ受け入れてもらえるよう努める」と説明していた。

同学園によると、受け入れ意思を表明しているのは西日本を私立大で、多くが関西科学大で設置される予定だった看護系と学部を持つ。

2006年11月24日

履修漏れ、私立校の22%に 計665校 文科省調べ

高校の必修科目の履修漏れ問題で、文部科学省は公立と私立の計665校で漏れが見つかった、と22日発表した。私立の履修漏れの割合は全体の21.6%で、9.公立の倍以上だった。 同課によると、今回の数字は20日現在の集計で、最初に発表した1日時点より125増え、すべての国公私立5435校(中等教育学校の後期課程を含む)のうち公立は371校、私立は294校だった。

生徒数では、いまの3年生約116万人の9.0%未履修が4単位140コマを超える生徒は公立の1.
6%に対し、私立は11.4%と7倍以上多かった。

2006年11月22日

中部学院大・短大、入学者に「禁煙誓約書」

岐阜県関市に中部学院大学と同短期大学部は、入学者全員に構内や「禁煙誓約書」を提出させることを決めた。敷地内や駐車場に幼稚園や養護学校などに配慮し、禁煙対象地区に指定し、禁煙を徹底させる。

文部科学省の研究班によると、名古屋女子大が2004年春から学生に誓約書を取っているが、男女共学の大学では聞いたことがないという。

禁煙誓約書は学部、学科、名前、印鑑、生年月日を記入し、入学予定者は書類とともに郵送する。

罰則があるわけではないが、「誓約書を書かせることで、徐々に喫煙者を減らしていく」としている。

2006年11月21日

慶応・共立薬科大が合併へ、2008年目指し協議

慶応は2008年4月に大学に薬学部、大学院に薬学研究科を新設する方針。

志願者数と入学者数が一致する「大学全入時代」が来年度に迫り、大学の生き残り競争が激しくなる中で、合併は注目を集めそうだ。合併は慶応大に非公式に打診した。

後、今月6日に正式に合併を申し入れ、慶応大が評議員会で受け入れを決定した。

慶応大との合併を希望した。一方、慶応大には、医学部や理工学部、看護医療学部などがあるものの、薬学部はなかった。

私大の合併では、このほかに、関西学院大(兵庫県西宮市)と聖和大(同)が、2009年4月の合併を予定している。

2006年11月15日

米教育長官、留学ビザ取得の改善約束

日米の大学の学長が留学の拡大や国際教育の充実について意見交換する日米学長会議が14日、東京都内で開かれた。スペリングス米教育長官が米国への留学促進のため全米12大学の学長と一緒に来日したのに合わせた会議で、日本側は白井克彦早大総長ら国立私立の10大学のトップが参加。

米国留学の一部で留学ビザ(査証)が取りにくいケースが指摘され、スペリングス長官は改善すると約束した。昨年度に外国から米国へ留学した学生は56万5000人で2年連続で減少。

2006年11月10日

教育改革やらせ質問、文科省が積極関与 担当者処分へ

うち、5回で「やらせ質問」が判明した問題で、教育基本法の所管官庁である文部科学省が質問案を作成するなど、積極的に関与していたことが明確になった。政府はやらせに関与した担当者を処分するとともに、小泉内閣で実施された計174回のTMのうち教育改革の8回を除く166回についても、いか調査し、終了するまでは方針を決めた。内閣府によると、教育改革TMは文部科学省から内閣府へ出向していた3人が交代で担当し、文科省と運営全般について相談していた。

国の政策への理解を深める場を「世論誘導」に利用しようとした同省の責任があらためてそうだ。

2006年11月09日

6科目受験義務化:全入時代控え、私大は教科減らす傾向

高校の履修単位不足問題に関連し、文部科学省が大学入試センター試験で必修6教科の受験義務化を検討していることが分かったが、私立大は受験教科を絞り込む傾向に実施するには混乱も予想される。

必修10教科と試験教科のずれがある。

履修不足を受け、一部には学習指導要領で義務付ける必修科目を減らすべきだとの意見があるが、「本末転倒」と一蹴(いっしゅう)。方向性を鮮明にした形だ。学習指導要領に定められた高校生の必修教科は、国語▽地理歴史▽公民▽数学▽理科▽外国語▽家庭▽情報▽保健体育▽芸術の10教科。

2006年11月08日

新設学科、時代に即応 東京農大・青山学院大

種まきから心理療法まで幅広く 東京農大バイオセラピー学科

「バイオセラピー」、直訳すると「生物療法」という耳慣れない名前の学科は、今春の入試の「台風の目」となった。

英語で身につける国際感覚 青山学院大国際コミュニケーション学科

「日本語の難しい点はどこですか」「学生時代にはどんなアルバイトをしていましたか」

学生が米国人のリチャード・エバノフ教授に、英語で質問をぶつけていく。

日米間の牛肉輸入問題や課題が噴出している。各国文化を比較し、国際交渉、国際交流などについて学べる新学科を作る必要が出てきたという。

2006年11月07日

国立大、推薦・AO枠5割に拡大

少子化の影響で工学部などを中心に一般入試の志願者が減少していることを受けた措置で、上限の緩和を求める声が出ていた。

旧文部省は1995年度入試で国公私立大に対し、それまで明確でなかった推薦入試の枠を学部や学科などの募集単位ごとに3割と通知。

今春の入試では7大学で欠員が生じ、2次募集を行う事態となっていた。文部科学省の調査では、今春の国公私立大入学者のうち推薦・AO入試による入学は41・6%だったが、国立大は13・5%。

私大の中には推薦・AO入試で6割以上を選抜する学部もある。

2006年11月06日

調書の講義使用は「不可」 検察庁と法科大学院が対立

もとで進行中の事件から学ぶ法科大学院の臨床法学教育(リーガルクリニック)で、公判に出る供述調書などの証拠を学生が事前に読むことを検察庁が認めない取り扱いが相次いでいる。大学院側は宙に浮いた状態が続いている。

その後も二つの事件で地検側は同じ主張をし、結果として学生に検察側の証拠をもとに弁護方針を目的が果たせない状態になった。

司法試験に合格した司法修習生にはアクセス可能とはいえ、それは司法修習生には守秘義務が規定され、違反すれば罷免もありうるから。それが法科大学院生は同列に扱えないという。

2006年11月02日

履修不足:50コマ救済策を都道府県教委などに通知へ

履修単位不足問題で、文部科学省は2日70コマ以下の履修不足の生徒は実質的に50コマ程度で単位を修得できる救済策を決定し、都道府県教委などに通知する。

70コマを超える生徒は70コマを履修した上でリポート提出などで補い、単位取得を可能とする。伊吹文科相はこの日の閣議後会見で、今回の救済策について、「(50コマに軽減する措置は取るが、できれば)70コマをきっちり受けていただき、卒業証書を受けてほしい」と出来る限り70コマを補習するよう要望した。